下痢|福岡大腸カメラクリニック|消化器内科・内視鏡内科・胃腸内科

〒810-0022福岡県福岡市中央区薬院4丁目6-9 浄水メディカルビル2階
Tel,092-753-6162
ヘッダー画像

下痢

下痢|福岡大腸カメラクリニック|消化器内科・内視鏡内科・胃腸内科

下痢

下痢とは「便通異常症診療ガイドライン2023」で「便形状が軟便あるいは水様便、かつ排便回数が増加する状態」と定義されています。排便回数の増加とは3回/日以上と定義されています。一方、いつもより排便回数が増加した状態を排便回数の増加とする考えもあります。毎日排便があっても便秘症に当てはまる場合があります。逆に排便が週1回しかなくても症状がなく、毎回すっきりスムーズにでる場合は便秘症とは言いません。
慢性下痢症は「4週間以上持続または反復する下痢のために日常生活に様々な支障をきたした状態」と定義されています。急性下痢症の多くは腸管感染症であり、腸管感染症のほとんどは4週以内に治まってきます。

BSFS

慢性下痢症の分類

大きく8つに分類されます。①薬剤性下痢症、②食物起因性下痢症、③症候性下痢症、④感染性下痢症、⑤器質性下痢症、⑥胆汁酸性下痢症、⑦機能性下痢症、⑧下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)に分けられます。問診である程度絞ることができます。症候性下痢症や感染性下痢症や器質性下痢症は血液検査腹部超音波検査大腸カメラなどの検査が診断のためには必要となります。それらが除外されて機能性下痢症や下痢型過敏性腸症候群の診断に至ります。

慢性下痢症の分類

診断がついてしまえば、その病気ごとに適切な治療を選択することになります。
そうやって慢性下痢症の患者様を治療し、日常生活への支障がなく普通の生活が送れるようになることを目指します。

止痢剤・下痢止め

急性下痢症の場合は安易に止痢剤を使用しないようにしてください。急性下痢症の多くは腸管感染症です。腸管感染症に対して止痢剤を使用すると重症化したり、症状が遷延したりすることがありますので安易な使用は慎むべきです。

  • 漢方薬(正露丸など)
  • ロペラミド(ロペミン™)
  • タンニン酸アルブミン(タンナルビン™)

などがあります。