血便にも様々な種類があります。血便の種類から出血の部位や疾患をある程度推測することができます。血便は口から肛門まで1本の管である消化管のどこかからの出血を意味します。
血便
血便｜福岡大腸カメラクリニック｜消化器内科・内視鏡内科・胃腸内科
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血便
血便にも様々な種類があります。血便の種類から出血の部位や疾患をある程度推測することができます。血便は口から肛門まで1本の管である消化管のどこかからの出血を意味します。
便器の水が赤く染まっているタイプ。いわゆる血の色です。これは新鮮な出血が起きている証であり、緊急性の高い疾患が含まれています。特に動機、息切れ、頻脈、過換気、眼前暗黒感、立ち眩み、血圧低下などの症状や変化を伴っている場合は出血量が多いことが予想され、生命の危険を伴う消化管出血のことがあるためすぐに医療機関を受診してください。このような症状や変化が強い時は救急車を要請するなど、迅速な対応をとってください。
下部消化管出血のことが多いですが、短時間で大量出血する上部消化管出血でも起こります。
便器の水がなんとなく赤く染まっているタイプ。便は全体にまんべんなく赤っぽい便。茶色い普通便の表面に血がついているタイプの便。便は茶色い普通便だが排便後に少量の血液が滴り落ちた。
下部消化管出血を疑います。普通便の排便後に血液が滴り落ちた場合は肛門出血が疑われます。
便器の水がなんとなく赤く染まっているタイプ。便は全体にまんべんなく赤っぽい便。茶色い普通便の表面に血がついているタイプの便。便は茶色い普通便だが排便後に少量の血液が滴り落ちた。
下部消化管出血を疑います。普通便の排便後に血液が滴り落ちた場合は肛門出血が疑われます。
便器の水が黒っぽい色になっている場合。黒っぽい便が出た場合。
タール便とか黒色便と呼びます。
正確にはこういう黒っぽい便がでた場合は血便とは言わず、下血（げけつ）と言います。タール便や黒色便といった下血は上部消化管出血を疑います。
大腸の出血でも深部大腸である上行結腸などの出血でも排泄までに時間がかかれば黒色便となります。消化管出血以外にも鉄剤内服中でも起こります。