皆様、はじめまして、院長の深江です。数ある中から当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。医師は世襲が多い職業ですが、私は一般家庭に生まれ、医師を志したのは中学の頃です。同級生の死と家族を大腸癌で亡くしたことから医師を志しました。また研修医時代に消化器内科研修中に私と同じ年齢の患者様の大腸癌の診断に携わり、消化器外科研修中にその方の手術に携わりました。その後も長きにわたる闘病生活中院内で幾度となく私に明るく声をかけてくださいました。その患者様が私を今の道へ導きました。もうおそらくその方はこの世にいらっしゃいません。これまでずっと大腸癌で亡くなる方を0にするという想いを胸に秘め仕事をしてきました。キャリアの前半は外科医をしていました。肺癌などの他の癌と違って外科手術で治せることの多い大腸癌ですが、そうはいっても早期ステージでなければ完治させることが難しいのが現実です。キャリアの後半はほぼ確実に大腸癌を治し、また予防してあげることができる大腸カメラに専念しました。大腸カメラを受けたことがない方が山ほどいる日本では無症状のうちに早期ステージで発見に至る方が少なく、末期癌で見つかる方が後を絶ちません。女性癌死の第1位、男性癌死の第2位を占めているのが大腸癌です。過去の日本はピロリ菌の保菌率が非常に高い国であったため胃癌が多く胃カメラの需要が高かったのですが、現代人は大腸癌の方がかかりやすくなっています。歴史に則して胃カメラ:大腸カメラ=2:1の内視鏡施設が大半です。大腸カメラを毎日朝から晩までやり続けている医師は一握りです。恐ろしいことに、世の中には週に数人にしか大腸カメラを行っていないような医師がたくさんおります。これでは大腸カメラが苦しかったなどという声が聞かれても不思議ではありません。大腸カメラは恥ずかしい検査、苦しい検査といった負のイメージが強く、抵抗を感じていらっしゃる方が実は大勢いらっしゃいます。大腸カメラの受けやすさを高めることで大腸カメラを受けたいと思う方を一人でも増やし、地域の大腸癌死亡者数を減らすことが私の夢です。この夢を具現化するための技術力を身に付け、2024年5月に福岡大腸カメラクリニックを開院する運びとなりました。
当院を選んでいただいた方の大腸癌死亡リスクを限りなく0に近づけるためのご提案をさせていただきます。高い内視鏡挿入技術に裏打ちされた十分な観察時間の確保と高いポリープ発見率、安全性、快適性のためには大腸カメラに特化するのが一番だと考えています。大腸カメラに特化するからこそ、スタッフの技術力もエキスパートになります。大腸カメラはほとんどの方にとっては数年に1度で十分な特別な診療だからこそ大腸カメラに特化した専門施設である当院で受けていただければと思います。他院で盲腸まで入らなかった、苦痛を感じたといった方にも無苦痛での深部大腸挿入検査をご提供いたします。先生に検査・治療をしてもらえて本当に良かったと言っていただけるように最善の診療を行ってまいります。
近隣の医療機関様、特に消化器内科以外を取り扱っていらっしゃる医療機関様においてはかかりつけの患者様を大腸癌で亡くしてしまわれないようにするために患者様を適宜ご紹介いただきませんか。誠心誠意頑張りたいと思います。今後とも当院をどうぞよろしくお願いいたします。
福岡大腸カメラクリニック
院長深江 政秀(ふかえ まさひで)