コロナ禍では公費で接種できていたワクチンですが、コロナと共存する時代に移り変わり、ワクチン定期接種は①65歳以上の方、または、②60歳以上65歳未満で、心臓、じん臓もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能の障がいがある方(概ね身体障害者手帳1級に相当)が公費助成制度にて一定の負担金(3,200円)で接種できる時代となりました。
つまり現時点で65歳未満の方のほとんどは公費助成制度が適応されず全て自費負担にて接種しなければならなくなったというわけです。
しかし、糖尿病や高血圧、慢性腎臓病、心疾患などをお持ちの方は若くして新型コロナウイルス感染症で重症化し重度の障害が残ったり死亡したりするリスクがあるのも事実で、ワクチンは接種しておくに越したことはありません。相変わらず強い感染力を示す新型コロナウイルスは変異を繰り返しており、今後も一定の期間で流行を通年性に繰り返していくと考えられます。
そのような中、受験や就職活動、冠婚葬祭などの重要なライフイベントに備えて未だにすべての年齢の方にとってワクチンを接種する意味があると考えられます。当院では中学生以上の方であればどのような方にでもワクチンを接種できるようにしております。もちろん65歳以上の方の定期接種は3,200円の自己負担金のみで可能となっております(福岡市)。
Point1 完全予約制
完全予約制にしているのは普段の内視鏡業務を止めないためです。
また、打てると思っていた日に在庫切れで打てないということを防ぐことができます。
予約開始は10月よりWeb予約で受け付けます。内視鏡健診同時予約をご希望の場合はお電話でご予約ください。
ワクチン確保数に予約人数が達した時点で事前に告知することなく予約を締め切らせていただきますので予めご了承ください。ご予約はお早めにお願いいたします。
Point2 65歳以上の方は3,200円
新型コロナワクチンは概ね1人当たりの納入原価が11,000円程度かかっております。
それに人件費と注射に必要な器具、バイタルサイン測定に必要な医療機器、急変時の対応に要する救命救急器具の準備にかかる費用などを考えると15,000円(税抜)以上はかかってしまいますが、国と自治体が自己負担の3,200円以上の部分を負担する仕組みになっています。
Point3 充実した設備のなかで打てる安心感
当院は普段の内視鏡業務において手術室で使用するようなプロポフォール静脈麻酔薬やミダゾラムなどの鎮静剤といった呼吸循環動態に変調をきたす薬剤を頻繁に使用しています。
そのため何か呼吸循環動態に変調がきてもすぐに対応できる医療機器や設備、薬品を常備しています。
新型コロナワクチンでは一定数にアナフィラキシーショックのような重篤な有害事象が発生し患者様の呼吸循環動態が悪化することがあります。非常に稀な有害事象ですが、もし対応できない場合はその場で命を落とすこともあります。
当院はいかなる時も呼吸循環動態に対応できるように医療機器、設備、薬品を備えています。そして看護師も日々気道確保を日常的に行うよう訓練され慣れているため、安心してワクチンを打つことができます。
Point4 中学生以上は接種可能です
受検や就活の前にワクチンでリスクマネージメント
未成年者は中学生以上であれば当院で接種が可能です。
未成年者は保護者の同伴と予防接種への同意が必要となります。当院での料金は15,500円(税抜)に設定しており、17,050円(税込)で新型コロナワクチンを接種することができます。
Point5 コナミティ筋注™
当院ではファイザー社製のコナミティ筋注™を採用しております。
効能または効果
SARS-CoV-2による感染症の予防
注)本剤の予防効果の持続期間は確立していない
禁忌
- 明らかな発熱を呈している方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 本罪の成分に対し重度の過敏症の既往歴のある方
- 上記に掲げるものの他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方
用法及び用量
- 初回免疫
2回接種が原則で1回目の接種から3週間後に2回目を接種する。1回あたり0.3ml筋肉内に接種する(筋注)
- 追加免疫
前回のSARS-CoV2ワクチンの接種から少なくとも3カ月が経過した後であれば接種することが可能。
注意事項
- 接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ち、また、接種後の健康監視に留意し、局所の異常反応や体調の変化、さらに高熱、痙攣等の異常な症状を呈した場合には速やかに医師の診察を受けること
- 心筋炎、心膜炎があらわれることがあるため、心筋炎、心膜炎が疑われる症状(胸痛、動悸、むくみ、呼吸困難、頻呼吸等)が認められた場合には、速やかに医師の診察を受けること
- コロナウイルス(SARS-CoV-2)RNAワクチン接種後に、ギラン・バレー症候群が報告されている。被接種者又はその保護者に対しては、ギラン・バレー症候群が疑われる症状(四肢遠位から始まる弛緩性麻痺、腱反射の減弱ないし消失等)が認められた場合には直ちに医師等に相談すること
- 抗凝固療法を受けている方、血小板減少症又は凝固障害を有する方、過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる方、腎機能障害を有する方、肝機能障害を有する方、妊婦、授乳婦の方については接種に際して注意が必要な方にになるため予め申し出ること